2025-07-03
幾何学模様ソファ張り替え
可愛い柄のソファ、張り替えのご依頼です。
座面と背もたれが、擦れて破れてしまっていますがこの模様がすてきなので、まだ綺麗な外側はぐるっと残したいとのこと。
もう一度使うのは難しい場合もあるのですが、ここはがんばってみましょう。
パイピングのキワにずらっと打ち付けてあるタッカーの針を、生地を傷めないよう丁寧にぬいて剥がしました。
座と背は、無地の青い布を合わせて。
質感、色味など、既存の柄に合うものを吟味されました。
いい感じにマッチして、特別なソファになりましたね!
足元も、ちらり。
ご依頼ありがとうございました。
2025-07-02
アンティークチェア張り替え
古い椅子いろいろ、張り替えのご依頼です。
雰囲気を変えずに、アイボリーのコットンリネン生地できれいに。
小ぶりで低めの可愛らしい椅子。
ねこちゃんのための椅子に。
こちらは籐が破れてきているので
布張りに。
肘なしのどっしりしたソファ。
キャスターがついているのは珍しい。
ウールブークレのもこもこ生地で張り替え
これまで色々と集めてこられたアンティークの椅子を、
新しいお家への引越しに合わせて張り替えられました。
納品に伺ったら、数年前に他のお店で手に入れられたソファのクッションも、実は私たちが手がけたものだったということが判明、気に入ってお使いいただいているようで、嬉しかったです。
いろいろな椅子をお部屋の各所にセンスよく置かれていてとっても素敵でした。
やっぱり椅子って楽しいですね。
2025-06-26
秋田木工スツール張り替え
Re:椅子でも時々店に並ぶ、秋田木工のスタッキングスツール。
張り替え依頼も度々あります。
今回は、お客さま持ち込みの布で張り替えました。
お祖母様のものだという、この反物を使えないかというご要望です。
幅はちょうどギリギリいけたので、普通の椅子生地に比べ強度が劣る点をご納得の上で、張らせていただきました。
似合っていますね。
2025-06-24
ERCOL ソファ張り替え
イギリス、ERCOL社のソファの張り替え依頼です。
ゆったり大きなサイズながら、軽やかなフレームと取り外せるクッションで構成されたシンプルな構造。丸みのあるシルエットも美しく、他にはないソファだなと思います。
まずフレームの調整から。
緩みは締め直して接着し、目立つ傷等は補修しました。
座面の下の麻テープも切れてしまっているので、丈夫なウェービングテープに張り直します。
次は、クッション。
開けると、ウレタンが崩れてしまっています。
特に傷みのひどい肘のクッション中材は、新しく作り直し。
背もたれと、座面も補強をいれてしっかりとさせました。
型をとってカバーを裁断、縫製し、クッションを入れたらくるみボタンを止めます。
こちらはくるみボタンを作っているところ。
肌触りを重視して選ばれた淡いグレーの生地が、よく似合っています。
すっかりくたびれていたので、一時は捨てようかどうしようかと悩まれていたとのこと。
縁あって修理を依頼していただき嬉しいです。
ご家族皆さんのお気に入りの椅子だったそうで、
包まれるような座り心地に、また取り合いになりそう、とお客様。
末長く、みなさんで仲良くお使いくださいね。
2025-01-21
革のソファ張り替え
ミッドセンチュリーということばが浮かぶような、レトロな革張りのソファ。
60-70年代の天童木工のもののようです。
背もたれのクッションを支えるテープも革だったり、肘かけのクッションがフレームにぐるっと巻きつけてボタンで留まっていたりと、凝った作りです。
傷みがかなり激しかったので、全体的な補修が必要でした。
本体は、木製フレームの緩みなどを再接着、座面下のバネ調整と生地の張り替え。
そして、背もたれの革ベルトも新しく製作しました。
背、座面のクッションは中材から新しく作り直しました。
張り地は、布も検討されましたが、最終的には元のものに近い革に。
シンプルにというご希望でしたので、パイピング、ボタンはやめ、つなぎ目を極力無くす縫い方にしました。
肘のクッションについては背や座とのバランスをみて、どう作るのがすっきりするか色々と考えました。その中で、革のベルトでフレームに取り付けてはというご提案が出てきて、このような仕様におさまりました。
ここだけ、チェックの布で遊び心を。
さっぱりと生まれ変わりました。
使っていくうちに柔らかく馴染んでいくのもまた楽しみです。
ご依頼いただき、ありがとうございました!