2025-12-12
デニムのソファ

植物プリントのコットン生地のソファ。
アメリカのソファらしく2mを越すゆったりしたサイズです。
動かすのも大変ということで、座面、背もたれに置かれているクッションをご自身で直されて使われきたのですが、本体ももう限界。そんなわけで張り替えの依頼をいただきました。
お客さま持込のデニム生地ですっきりと。
濃い茶色だったフレームは、白いペンキでみずから塗装されました。


そして、裏側はこうなっています。


お客さまがちくちく手縫いでつなげられた数々のジーパン。
これを背裏に使ってほしいとのことで、場所によって分厚いところがあったり伸縮度が違ったりで少し手こずりましたが、無事きれいに出来上がりました。
座と背面のクッションを置いたら、一つしかない特別なソファが完成です。
2025-12-11
ダイニングチェア張り替え

革張りのダイニングチェアの張り替え依頼。
樹輪舎京都さん製作の椅子です。

ヌメ系の皮はやはり強度が劣るので、
使い込まれて、色褪せ、脆くなってきています。
今度はカラフルにしたいとのご希望で、丈夫な家具用の革の中から、ご家族で好きな色をあれこれ悩んで決められました。

左から、「金春、銀朱、萌黄、照柿」 と色名がついています。
これからまた、それぞれ育てていっていただけると嬉しいです。
2025-11-07
肘付き椅子張り替え

古い肘掛け椅子の張り替えのご依頼です。
底をあけると、粉々になった藁くずなどが、ばらばらと。。

バネも、詰め物も全て入れ替えました。
…
譲り受けられたというこの椅子、特に何色というイメージは固まっていなかったようなのですが
お話を伺っているうちに、オレンジ系から黄色、青もいいなと、お部屋の他のものとのバランスも考えながらだんだん方向性が定まってきて、最終的には織りで細かい柄の入った青い布に決まりました。


背中の後ろは鋲でとめて。

パリッと生まれかわり、これで、永くお使いいただけることと思います。
ご依頼ありがとうございました。

2025-09-29
ピアノ椅子張り替え

更新が滞っておりますが、、以前に張り替えた椅子のご紹介を。
こちらはピアノ椅子の張り替え。
経年劣化していますので布も中材もリフレッシュします。

綺麗なグリーンのモケットを選ばれました。
同じようにくるみボタンを止めて。

以前手がけた「Re:椅子」の画像をご覧になって、同じようにしたいとのご希望でしたので、
縁には飾り鋲を打っています。

すっきりしましたね。
2025-07-30
ダイニングチェア張り替えと、座り心地改善

ダイニングチェアの張り替えご依頼。
北欧のものでしょうか。すらっと綺麗なかたちなのですが、どうも座り心地が悪く長く座っていられないとのこと。
確かに座らせてもらうとまず、私の足の長さでは、足が床にぴたっとつきません。座の前の高さが48cmほどと、ずいぶん高いのです。そして角度がついていて後ろに3cmほど傾斜しているため、さらに身体が後ろへいってしまい足が浮く形に。背もたれもずいぶん上の方についているのでなんとなく収まりが悪く、体の重心が定まらないので腰に負担がかかる、その辺りに原因があるのではと考えました。
シンプルな脚なので、多少カットしてもデザイン上差し支えなさそうと判断。下に板を敷いたりして角度を変えてみて座り心地を試し、背もたれとのバランスなども考えて、前は3cm、後ろは1cm脚を切ることで、傾斜を減らしつつ全体の高さを下げる方向になりました。

前足の角度が地面に対して直角に近くなり、背もたれも少し起き上がってきたのがわかるでしょうか。
座面はもっとクッション性がほしいとのことでしたので、厚みのあるウレタンをいれて、優しいマスタードイエローの布に張り替え。

ちょっとふっくらして座り心地だけでなく印象もかなり変わりました。


これで、だいぶ楽になったなら良いなと思いますが、長く座ってみないとわからないのが椅子の難しいところですね。。
椅子の座り心地に違和感があるかたは、こんなふうに改善する方法があるかもしれませんので、ご相談ください。